花粉症、水のような流れる鼻水で困った時の漢方薬
こんにちは、漢方なつめの福山です^^
まだまだ寒い日が続いていますね。広島市街も今日もちらほら雪が降っています。
今年が底冷えする日が多くしもやけや冷え性のご相談が例年よりとても多いですね。
今日は、花粉症の時に活躍する漢方薬のご紹介です。
1番、多いご相談は何と言っても「流れるような鼻水」です。
ティッシュが手放せず、鼻のかみすぎで肌荒れがひどくなり、特に今はマスクが必須ですので不便を感じることも多いですね。
この流れるような水のような鼻水には有名な「小青竜湯」がよく効きます。
即効性があるので、15〜20分くらいで楽になってきます。粉が独特の味で少し酸っぱい感じがあるので苦手な方は錠剤もあります。子供さんは錠剤タイプのほうが飲みやすいかもしれませんね。眠くならないというのも嬉しいですね。我が家も錠剤は1瓶置いておいて子供たちが鼻水が出たときは勝手に飲んでいます。子供は即効性のあるものは自分で飲んでくれるので楽です(笑)。持っておくと便利な漢方薬です。
麻黄附子細辛湯というのもあります。これはもともと「陽虚感冒」と言って冷え性の方が風邪をひいた時のお薬ですが、水のような鼻水が出る時にも使います。小青竜湯でまだ鼻水が残る場合は追加で飲んで頂いても良いですし、小青竜湯と飲み比べてみてこっちの方がよく効くなんていう方もいらっしゃいますので飲み比べてみても良いかと思います。
麻黄という寒さを散らす生薬が稀に合わない方もいらっしゃいます。動悸を感じたり、脈が速くなったりですね。小青竜湯、麻黄附子細辛湯、葛根湯にも含まれる生薬になりますが、服用してこのような症状を感じる場合は麻黄が合っていない事も考えられます。私もたまに動悸を感じる時があるんですよね。
そんな場合は、麻黄を抜いた「苓甘姜味辛夏仁湯」を使います。これは当店では今年取扱いを開始しました。麻黄が飲めないお客様も増えてきて、これはそろそろ必要かなと思いましたので仕入れております^^
他には、目の充血感を感じる方は「洗肝明目湯」というのもあります。上記の鼻水の漢方薬とも併用できますので、目の症状が辛い場合は試してみてください。
平素よりアレルギー体質の方、風邪をひきやすい方、抵抗力の低下を感じている方は根本治療としてコツコツ飲んだほうが良い漢方薬もございますので、こちらはまた店頭でご相談下さいませ^^