夏におすすめの漢方「麦味参顆粒」と「西洋人参」
こんにちは、漢方なつめの福山です。
暑い日々が続いています。この時期になると、暑くて汗をかいて疲労感が増す、夕方になるとぐったり疲れて動けなくなるという話をよく聞きます。そんな時にご提案する漢方に、「麦味参顆粒」と「西洋人参」があります。
このふたつはともに「補気」と「補陰」の働きがあります。「補気」というのは、気力を補ってあげることで疲れた体を回復するという意味で、「補陰」というのは乾燥した体に水を与えてくれるような潤す働きのことを言います。夏は汗をかき血が粘りやすくなりますので補陰作用のある漢方薬がよく使われます。
麦味参顆粒も西洋人参もこの作用を合わせ持つのですが、大きく違うのが
・麦味参顆粒・・固渋(コジュウ)作用がある
・西洋人参・・清熱作用がある
という点です。
麦味参顆粒の中には「五味子」という生薬が配合され、毛穴をキュッと閉めて過剰な汗を抑えるというのがあります。もちろん、汗がまったく出なくなるということではないですが、汗がダラダラでてぐったり疲れてしんどいという場合に適している漢方です。スポーツ時や、夏の暑い日などに活用されると良いです。
対して西洋人参は「清熱作用」がありますので、のぼせがあったり顔が熱いなど、熱がこもっている場合にはこちらが良いでしょう。西洋人参は「クール人参」と呼ばれる「涼性」の人参です。また、海外の研究において、生薬の西洋人参は「精神的疲労の軽減」や「ストレス緩和」などが報告されています。肉体的も精神的にもにぐったり疲れる際にはぜひ試してみてください。
私も更年期にさしかかり、冷え性だった体質だったのに気がつけば「熱い」「熱い」が口癖になってきました。夜、寝付けるまでに時間がかかったり、ぐっすり眠れない、突然不安感に襲われたり、なんだか今までと違う体調を感じています。そのため、亀鹿仙や西洋人参、加味逍遙散などの漢方を飲みながら体調を整えています。
通る道とは言いますが、できるだけ健康にご機嫌に毎日を過ごしたいものですね^^