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低気圧や雨の日の体調不良

カテゴリ:Uncategorized

こんにちは、漢方なつめの福山です。

夏のようだった週末に比べ、昨日今日の広島はすっきり

しない天気です。

 

今日も朝から雨続きです。

雨の日になると体調が悪くなる、というのがあります。

「気象病」とも言いますね。

 

雨が降る前後になると、頭痛や気分の落ち込み、眠い、体が重く

なるなどといった症状が出てしまいます。私もひどくはないものの、

気圧が低かったり雨の日になると、難しい書籍が読めなくなります。

昨日はどうやっても頭に入ってこないので、最後は音読しながら頭に

叩き込みました。

 

低気圧とは、外からの圧力が弱くなった状態です。

飛行機でポテトチップの袋がパンパンに膨らむように、気圧が低く

なると身体も若干浮腫み、腫れたような状態になります。

また、体の三半規管は気圧の変化を感じ取り、気圧と身体との

バランスを取ろうとコントロールしていますが、あまりにも変化が

大きいと混乱し、調節が出来なくなります。

 

もともと気象病になりやすい方は,代謝が低く、水分代謝も苦手な場合

が多いです。

 

そのため、漢方ではまずは代謝を上げる「補気薬」などで代謝を上げる

ことが必要です。代表処方は補中益気湯ですが、胃が重たい、食欲がない、

などという脾胃の症状が強ければ六君子湯や健胃顆粒などを使います。

 

さらに補気の漢方プラス、痰湿(水毒)を取ってあげる五苓散や

苓桂朮甘湯、勝湿顆粒などを合わせて使います。もともと代謝が低い

体質の方は、普段は補中益気湯などを服用して、雨の日は痰湿を取る

漢方をプラスしても良いでしょう。

 

普段の養生は、内湿を発生させる冷たいもの、甘いのや油こいものを控え、

発汗させるように運動したり、お湯につかる等養生されてみてくださいね。