妊活、まずは生活習慣の見直しから。
こんにちは、漢方なつめの福山です。
新型コロナの影響で、広島市内は閑散としています。お仕事がテレワークになったり、在宅勤務になったり、時短勤務になる方も多いと思います。いつもと違う生活でリズムが崩れやすくなりがちですが、時間に余裕が出来るこんな時ほど、普段の生活を見直す良いチャンスです。今回は妊活においての養生法をご説明します。
まずは食事です。店頭で相談を受けていると、ほとんどの方はたんぱく質不足だと感じます。たんぱく質は血液の原料となり、コレステロールは女性ホルモンの原料となります。総コレステロールが高い人ほど、AMHが高いというデータもあります。野菜を摂ることも必要ですが、意識をしてよりたんぱく質の摂取をするようにしてください。朝ご飯は卵や鮭、納豆やお味噌汁などのメニューにするだけでも違いますよ。
また、PCOSの方は糖を控えた食事を心がけて下さい。体重が多い方は減量が必要です。
また、普段の生活で気をつけなければいけないのが睡眠時間です。妊活と切っては切れない関係なのが中医学でいう「血」です。有名な言葉に「女性は血を以って本となす」という言葉があります。妊娠力を考えた時にも「血」が充実しているからこそ、性ホルモンが十分に活動しやすくなります。この「血」は「肝」で貯蔵されていますが、この「肝」が休む時間がゴールデンタイムと呼ばれる夜10時から2時までです。この時間にしっかりと睡眠を取ることで妊娠する力がぐっと上がります。現代の女性は本当に血虚体質の方が多いと感じますので、生活の基本はまず早寝ですね。10時睡眠が理想ですが、無理だという方は少しでも早く布団につくようにしてください。加えて、目を出来るだけ休めるようにすることも大切です。「目」は「肝」とつながっていますので、目を使いすぎると「血」を多く消耗し、血虚を悪化させます。産後に目を使うなというのもこの為です。スマホなどを出来るだけ控えて養生下さいね。