夏の疲れ対策の漢方薬①
カテゴリ:漢方薬
こんにちは、漢方なつめの福山です。
昨日今日と店頭のディスプレイを変えています。今まで風邪薬や花粉対策の漢方薬をご紹介していたのですが、大分暖かくなってきたので、夏らしくのぼせやほてり、汗をかく、疲れる、ダイエットや日焼けなどの陳列メニューにしてみようと試行錯誤しています!
夏は汗をかくと「気陰両虚」になります。「汗」は「陰(水分)」に例えると分かりやすいですね。汗をかくと脱水になり、身体を潤す水分が不足するだけでなく、一緒に「気(エネルギー)」も消耗します。汗をかいた後に疲労感が出るのはその為で、「気陰両虚」の漢方「麦味参顆粒」は「陰」だけでなく「気」を補う作用があります。夏バテしやすい、汗をよくかく、熱中症の予防にとよくこの時期に活躍する漢方薬です。
また、この気陰両虚に熱症状がプラスして「のぼせる」といった場合は、「香西洋参(しゃんせいようじん)」を使います。これは朝鮮人参をカナダで栽培したところ、暖める「温性」から冷ます「涼性」に変化し、身体を冷ます働きが出てきた人参です。別名「クール人参」と呼ばれ、中国では糖尿病向けの健康茶として人気が高いです。先ほどの「気陰両虚」に「虚熱(のぼせ・ほてり感)」がある場合は、この香西洋参が良いですね。場合によって使い分けて見て下さい。
このほかにも「日焼け防止」や「ダイエット」などのスタッフおススメの陳列も準備中です。ご来店の際にはぜひご覧くださいね^^