何かと忙しい年末年始の強~い味方
カテゴリ:なつめ通信
年末年始はご家庭それぞれで過ごし方があると思います。うちの実家は30日くらいから祖母が煮しめを作ったりして、31日の遅くまでおせちを作っていました。結婚して初めてのお正月にうちに嫁いできた嫁はおせち作りを手伝って衝撃を受けたそうです。全部手作りで、料理をあまりしてこなかったのもあって、作っても作っても終わらないおせち作りに泣きながら新年を迎えたそうです(笑)。毎年おせち作りを通して祖母から料理を教えてもらい、今となっては良い思い出のようです。
深夜までおせち作りをする時の必需品が金の玉です。眠気と疲れでしんどい時に飴玉のように舐めながら母や祖母は作業していました。正式には牛黄清心元(ごおうせいしんげん)と言って、牛の胆石(牛黄)と香水の原料として知られるムスク(漢方では麝香(じゃこう))その他25種類の生薬を練ったものを金箔で包んだ漢方薬です。
匂いが独特でこの匂いを嗅ぐとおせち作りで奮闘していた母や祖母を思い出します。
たまに行く鮨屋の大将もやはり、大晦日にお持ち帰りの蟹鍋を大量に仕込みされるそうで、この時期飲まれます。疲れが全然違うそうです。
金の玉を飲まないといけないくらいのおせちを作るのはどうかと思いますが、黒豆やなます、田作り、数の子等は食べたいですし、次世代にも伝えていきたいですよね。
牛黄は心臓の特効薬でもありますし、疲れや肩凝りも取れて、気分が落ち込むなどのうつ症状にも良く使います。
おせち作りだけでなく何かと忙しい年末年始。年賀状の準備から孫の帰省、実家への帰省、海外旅行など色んなご予定のお供に是非どうぞ!疲れが全然違いますよ。