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着床しない原因と対策

カテゴリ:子宝相談

こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

 

一昨日の夜は漢方不妊症講座がありました。中医師の先生と全国の子宝相談をされている薬局の先生たちと症例検討をし、漢方薬の使い方を学びます。夜にZOOMで行っています。一昨日は、体外受精で何度も凍結胚を移植しても着床しない症例や、PCOSの症例でした。

 

 

この何度も移植しても着床しないというご相談は当店でもとても多いです。原因は様々で内膜が薄い、内膜の血流が悪い、冷えている、免疫のトラブル、あとは筋腫や腺筋症などや、手術後の子宮環境が悪いなどもありますね。もちろん、移植する受精卵の質が良くないというのが多いですが、すでに凍結してある受精卵の質は変えられませんので移植の日まで頑張って着床しやすい子宮環境を作っていきます。

 

 

免疫や血栓などの問題は病院の血液検査で判明することも多いので、病院の治療薬と一緒に漢方薬を飲んで頂いております。内膜が薄いという方は、高齢であったりホルモン剤の長期服用であったり、もともと血液不足の体質が原因という事もありますので、個別に考えていきます。子宮内膜は卵巣内卵子のエストロゲン作用で厚くなります。そのため、卵子が元気ならば子宮は厚くなりやすく、内膜の質を良くするには卵子と内膜両方をケアする方法を考えなければいけません。

 

 

人それぞれになりますが、体外受精の凍結胚移植の時はしっかりと漢方を服用頂いております。お値段も普段よりはかなりかかるかなと思います。大切な受精卵ですから、出来るだけのベストを尽くして対策をした方が良いと考えております。