妊娠中は黄耆で風邪予防!
カテゴリ:子宝相談
こんにちは、漢方なつめの福山です。
朝晩と大分涼しくなって参りました。気持ちの良い季節です。これからは大気が乾燥し、段々と風邪を引きやすい時期がやってきます。今回は妊婦さんの漢方風邪予防について書きます。
風邪予防で有名なのが板藍茶です。当店でも風邪予防に家族で対策用によく買っていかれます。作用も穏やかで子供さんも飲めて使いやすいのですが、妊娠初期には若干の子宮収縮作用があるとされています。大量に服用されなければ問題ないレベルですが、念のため妊娠4か月までは控えて頂いております。
では代わりに何で予防するかというと、「玉屏風散」、別名「衛益顆粒」がおすすめです。この処方内の黄耆という生薬は「衛気」という体表をめぐる気を強化してくれます。衛気が強化されると外からの邪気(ウイルスや細菌など)が入りにくいとされています。簡単に言うと、黄耆は粘膜を強くして体を守るバリアを築いてくれる役目をしてくれるのです。粘膜を強くする、という意味で花粉症やアレルギーの方にも体質改善を目的として飲んで頂いております。また処方中の「白朮」は安胎作用もあるとされ、妊娠中でも安心して服用頂けます。
これからの風邪予防にお役立て頂けたらと思います^^