妊娠初期~後期までの漢方薬
カテゴリ:子宝相談
こんにちは、漢方なつめの福山です。
先日、妊娠された方のエコー写真を見せてもらいました。足をバタバタして元気な赤ちゃんの様子だったそうです。これから性別が分かったり、胎動を感じたりと嬉しいことが続きますね、などと話をしました。
着床してから妊娠初期の間は、漢方薬も沢山種類を飲んで頂きますが、安定期に入るにつれ少しづつお薬を減らしていくようになります。服用する漢方薬の内容も変わります。
妊娠初期は養血安胎、流産防止を目指します。子宮内膜を温め、着床を促し、妊娠を維持させるような漢方を飲んで頂きます。高齢の方や、流産経験のある方、PCOSの方は20週くらいまではしっかりと飲んで頂きます。
妊娠中期は体調が安定する方が多いのですが、脾胃の機能を高めて赤ちゃんにしっかりと栄養を送れるようにサポートします。補血薬と組み合わせる事が多いですね。
妊娠後期は、代謝をアップさせて妊娠合併症を防ぐような漢方薬を用います。中期と内容はほとんど変わりませんが、浮腫みや貧血などがあれば対応するような漢方を飲んで頂きます。そして最後は出産後の漢方を1か月分飲んで卒業となります。
このエコー写真のお客様はつわり症状が辛い中、毎週来てくださいます。妊娠まで時間がかかったので思い入れもあり、お腹が大きくなるのが本当に楽しみで嬉しいです。卒業するのが寂しく感じる時もありますが。。どうか無事に大きくなって出産の日を迎えられますように。