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花粉症の漢方薬と養生

カテゴリ:日々のつぶやき
こんにちは、漢方なつめの福山です。
今年は花粉の飛散量がすごいことになっていますね。私は花粉症ではないのですが子供が辛そうなので漢方を飲んでいます。
飲んでいるのは、粘膜を強くしてくれる「黄耆おうぎ」という生薬が含まれる「衛益顆粒」と、鼻水に即効性のある「小青竜湯」の2つです。「衛益顆粒」はアレルギーのシーズンはずっと飲んで、鼻水が出る時だけ「小青竜湯」を頓服で追加して飲みます。私も冬場はよく風邪をひくので「衛益顆粒」を風邪予防として毎日飲みます。風邪と花粉、どちらも粘膜の強化が必要なので同じ薬で対応します。治療というより予防という感じで飲んでいます。
小青竜湯は水っぽい鼻水が出た時のお薬です。飲んですぐ効くので使いやすく我が家は常備薬としてよく使います。即効性のある薬は子供も覚えていてすぐ飲んでくれるので楽ですね^^
ただ、粉だと酸っぱいような辛いような微妙な味で飲みにくいので小さいお子様ですと錠剤が飲みかなと思い、お店でもつい錠剤をお勧めしてしまいます。
衛益顆粒に含まれている「黄耆」は体表の「気」を補ってくれる生薬です。外からの外敵から身を守るような仕事をしてくれます。この「衛気」はどこで産生されるのかというと「脾」つまり胃腸から産生されるのですね。なので胃腸に負担をかける食事というのは避けておいたほうが良いです。私の子供はアイスを食べるとてきめんに鼻水が出るので、我慢しています。舌を見て白い苔がついているような湿が溜まっている状態の時は、花粉症の薬に加えて「勝湿顆粒」という胃腸の乾燥剤のような漢方薬をプラスするとよく効くようになりますよ。
今年は花粉の飛散量が多いので辛い方も多いかと思います。日々の養生に気をつけながら辛い時期を乗り切って下さいね。