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冷えてお腹がゆるいという症状

カテゴリ:下痢

こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

 

ここ1週間ほどぐっと気温が下がり、冷えを訴える方が多いです。相談机の下にヒーターもセットし始めました。

 

 

寒くなってくると多いのが下痢のご相談です。気温が下がるのに食べ物はついつい冷たいものを食べてしまうんですという方も多く、胃腸が冷えて下痢するんです、食欲もあまりないですという方も多いです。

 

 

 

このような症状によく使うのが「人参湯」です。人参に、胃腸を温める乾姜(カンキョウ:生姜を蒸すなど加熱した後に乾燥させたもので温める力が強い)を加え、さらに水分代謝を高めるために白朮、蒼朮などを加えた処方です。この人参湯に勝湿顆粒のような乾燥させる漢方薬を一緒に飲んでいただくことが多いです。蒸した生姜の処方ですので胃腸を温める力が強く、冷え性の方や胃が重たい、気分が悪いなどの不快感に対しても効果的です^^

 

 

この時期によく使う水分代謝のお薬として「五苓散」があります。この五苓散との使い分けですが、喉の渇きや尿量に注目します。喉が渇いて水が飲みたいけれど尿があまり出ない場合は「五苓散」、反対に喉の渇きがない、唾液が溜まる、尿が多量に出るような場合は「人参湯」ですね。うまく判別できると早く効果が出ます^^

 

冷えからくるお腹の症状がある方、ぜひご相談下さいませ^^