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毛細血管が若い人は見た目も若い

カテゴリ:漢方薬

こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

 

週末になると中医学の講義が多く、今の時期ZOOMなので気軽に参加できるというのもあってインプットの時間を持つようにしています。先日は冠元顆粒の講義がありました。冠元顆粒は人気のある漢方薬で続けて飲んで頂いている方も多くご存知の方も多いかと思います。

 

 

ではどんな漢方薬かというと、冠元顆粒に含まれている「丹参たんじん」という生薬は血管を拡張し血流を増す作用があるとされ、「瘀血(おけつ)」という血液の循環が悪く、血液が粘って運行が悪い状態に効果があるとされています。

 

 

全身の血管の9割以上は毛細血管でできており、毛細血管は体の隅々に酸素と栄養を運び、二酸化炭素を老廃物を回収する働きをしています。この毛細血管の血流が途切れると、必要物資が届かず、ゴミも回収されない状態が続きます。それが病気や老化の原因になると言われています。私たちの顔の表面にも毛細血管が張り巡らされており、血流が悪くなるとコラーゲンなどの産生が減り、シミやくすみ、たるみの原因となってしまうのですね。

 

 

肌だけではなく、毛細血管の機能低下が起こると全身のいたるところでトラブルが発生してしまいます。困ったことに毛細血管は年齢を重ねるたびに減少していきますので、出来るだけ細い血管の血流を確保して血管の若さを保つことが病気の予防につながります。

 

 

漢方薬を用いて、治療だけではなく血管トラブルの予防や老化対策に役立てて頂けたらと思います。