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やっぱり勉強を続けなければいけない。

カテゴリ:日々のつぶやき

こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

今日は朝からずっと雨です。湿度も高いので、こんな日は頭痛や浮腫み、下痢のご相談が続きます。五苓散や勝湿顆粒、頂調顆粒などをご案内しています。メンタル不調の訴えも多いです。早く梅雨が明けて欲しいですね。

 

 

私の好きな雑誌に「中医臨床」があります。主人も好きで、以前は興味のある号のみ購入していたのですが、定期購読することにしました。今朝、主人に「中医臨床のバックナンバーをとっておきたいから、置いておくスペース作らないと」と言われました。主人の父も薬局の自分の本棚に中医臨床のバックナンバーをずらっと置いて読み返していたなあとふと思い出しました^^

 

私が中医学の世界に入ったのは20年前のことです。主人と結婚して、漢方薬局のお嫁さんになるのだからと勧められて、東京の高円寺塾という、中医学を教えてくれる塾で1年間勉強しました。そこで中医学の基礎理論や生薬学、方剤学などをみっちりと学ぶ機会を頂きました。私の今の考えの基礎になっています。

 

その後、塾を卒業して実際に漢方薬局で働くことになるのですが、これが混乱することばかりでして。教科書通りにやってもうまくいかない事が多くあるのです。セオリー通りにやっても全然効かない、という状況に頭を抱えながら、実際にお店で漢方相談にあたっている義母やお店のスタッフさんに聞きながら、少しづつ漢方の使い方を覚えていきました。教科書で覚えたことはいったん横に置いておいて、実際にお店でやってきている方法を学んで行こうと。今から考えると、日本漢方も取り入れながらという薬局でしたのでその混乱もあったのかも知れません。そして今になってやっと、教科書の基礎理論を実際の臨床に応用して考えることができるようになってきました。

 

高円寺の塾に入って、いろいろ学んだことは多いのですが、中医学の言葉に慣れるようになったのも良かったなと思っています。「中医臨床」は専門誌ですので、難しい言葉も多くあります。「肝陽化風」ですとか「衛気が破られ腠理が開く」ですとか、難しい用語の羅列です。中医臨床だけでなく中医学の本は専門用語が多いですが、アレルギーなく読めるのは有難いことだなと思っています。

 

まだまだ学ぶこと多い世界です。本を読んだり、中医師の先生から聞いたり、講義を聞いたり、同業の友人に聞いたりしながらの試行錯誤の毎日です。少しでも漢方薬でお役に立てるように、これらも研鑽を積んでいきたいと思っています^^