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夜、寝ている間に汗をかく「盗汗」の漢方。

カテゴリ:なつめ通信

こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

先日なつめ通信を発送しました。お盆休みのご案内をしないといけないので、もっと早くに投函したら良かったのですが、結局ギリギリになってしまいました。なつめ通信は手作りで文章を考えたり、デザインを考えたりなどなかなか大変な作業ですが、お客様からの「楽しみに読んでます」という声をいただくと頑張ろうという活力となります^^

 

この暑い時期、よく売れるのが「麦味参顆粒」です。暑すぎてバテる、汗をダラダラかいてぐったりするなんていう時に良いです。気力を上げる「人参」に、毛穴を引き締める「五味子」、汗で失った水分を補う「麦門冬」の3つの生薬で構成されています。夏の外出する前に1包、帰ってきたら1包飲むとだいぶ違います。

 

夏の暑い時期の汗は正常な生理現象なのですが、夜に汗を大量にかいてしまうんですというご相談もよくあります。この夜の寝汗は漢方用語で「盗汗(トウカン)」と言います。原因は様々ですが、多いのは「陰虚内熱」によるものです。体の水分が不足して、体を冷やす機能が落ちてしまい相対的に熱が上がってしまっている状態です。そのため、寝汗が出るといった症状の他に、顔がのぼせる、手足が暑いなどといった症状を伴います。

 

漢方薬としては、補腎陰のものを用います。瀉火補腎丸、亀鹿仙などが良いでしょう。亀鹿仙の主成分である「亀板膠(キバンコウ)」は、滋陰潜陽・清虚熱といった働きがあります。ちょっと難しいですが、陰を補い高ぶった陽気を抑える、陰虚による熱を抑えるという働きですね。さらに、収斂作用といって引き締める作用もありますので、汗を抑えるといった効果も期待できます。

 

先日、お客様より「亀鹿仙を飲んでから汗が落ち着いてぐっすりと眠れるようになりました」とお声を頂きました。亀鹿仙は不眠のお薬ではないのですが、のぼせや汗が落ち着いて次第に睡眠の質が良くなっていかれたようです。

 

汗といっても、風邪の汗、ストレスによる汗、バリア力低下の汗、更年期の汗など色々あります。原因を探して、汗が落ち着くような漢方をご提案させていただきます^^

ぜひご相談ください。