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寒さは血行不良をまねきます。早めに瘀血対策を。

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こんにちは、漢方なつめの福山です。

 

最近、ぐっと気温が下がり朝晩など寒さを感じるようになりました。この季節の変わる時期に体調を崩す方や肌のトラブルを多く抱える方が多いと感じます。

 

空気も乾燥し始める時期なので、カサカサ肌などには保湿を一番に考えがちですが、血流が悪くなるとターンオーバーが乱れ、肌にとって必要な酸素や栄養素が届きにくくなりますので注意が必要です。

 

急に寒くなるこの時期はどうしても血流に影響が出ます。気温が低くなると、血管が縮まり血行が停滞しやすくなります。中医学でいう「瘀血(おけつ)」がこれに当たりますね。寒くなるこの時期から血行を意識しておいたほうが良さそうです。

 

瘀血に効果のある漢方がいくつかあります。当店でよく飲んでいただくのが「冠元顆粒」です。この冠元顆粒の主成分である「丹参(タンジン)」は血管拡張作用、認知症改善作用、抗酸化作用など多くの働きがあるとされ、微小循環の改善に役立つと考えられています。瘀血対策にまず取り入れてみても良いでしょう。

 

 

生理の不調がある場合には、芎帰調血飲第一加減や山稜や我朮などが含まれている漢方薬も良いですね。

 

 

これに血を増やし体を温める漢方薬「婦宝当帰膠」や体を潤す「亀鹿仙」などを併用されると良いでしょう^^

 

先日、中医学の講師である邱紅梅先生の出版記念講演に出席してきました。邱先生は日本で漢方相談を始めた時に、日本人女性は体を大事にする生活をせず、不調を抱えながらも痛み止めを飲んだりしながら我慢して頑張って過ごしている状況に驚いたそうです。生理痛があるということは体の中に何かしらの問題があるということ。放置せずに、何かできることはないかということを中医学の観点から養生も含め解説してある本です。

 

 

実際、中国では小さい頃から生理時期のセルフケアを叩き込まれるのが一般的で、中国人女性は生理痛を抱えている人が少ないと言われています。実際の中国での生理の時期の過ごし方、家庭の養生なども本に詳しく記載されています。とても参考になりますので気になる方は手に取って読んでみてください。(挿絵などもなく白黒版ですが、とても読みやすい本です。)

 

私も普段婦人科の相談を受けていますが、生理痛を楽にする養生が妊娠しやすい体質につながると実感しています。妊娠を考えた時に、さあ養生を始めよう!というのではなく日頃から自分の体を意識して準備することが大切だと感じています^^ぜひ、早め自分の体のケアを取り入れてくださいね。