風邪が流行るこれからの時期に飲みたい「板藍茶」
こんにちは、漢方なつめの福山です。
寒くなってくると動き始めるのが板藍茶です。120包入りの袋色の大きいサイズの板藍茶がよく売れます。家族皆さまで予防されている方が多いです。板藍茶は特に寒い時期に家に常備しておきたいものの一つです。
板藍茶の原料である「板藍根(ばんらんこん)」は中国ではかなり一般的で、薬局の店頭に多く並んでいるのを見かけます。中国の家庭では、風邪やインフルエンザが流行するシーズンになると積極的に板藍根を煎じて飲むことで風邪を予防しています。小学校の校門の前で先生が板藍根を煎じたものを子供に飲ませて風邪を予防するというのは有名な話ですね。
この板藍根は、抗ウイルス作用、抗菌作用、免疫増強、清熱解毒作用などの薬効を持つ生薬とされています。作用は穏やかですが、風邪のシーズンに予防対策としてお茶がわりに飲むと良いでしょう^^
板藍茶の飲み方は簡単で、コップ1杯のお湯に板藍茶1包を溶かして飲むだけです。1日2〜3包を目安に飲むと良いでしょう。味は比較的に飲みやすく、コーン茶のような味です。風邪が流行するシーズンには私も子供の水筒の麦茶に板藍茶をこっそり溶かして飲ませていました。他にも、旅行で新幹線に乗る時などはペットボトルに板藍茶を3包ほど入れて持ち歩くようにしています。ご家庭では、普段飲むお茶にあらかじめ入れておけば家族みんなで飲むことができますね。
喉の痛みがある場合には板藍茶に加えて、銀翹解毒散などの漢方を飲むと効果的です。今日は小さい子供さんが風邪をひいたということで何か風邪薬をということでしたが、年齢が小さいので飲める漢方薬が限られてしまい、漢方をちゃんと飲んでくれるか不安もありましたので、まずは板藍茶を飲んでいただくようにしました。お茶タイプですので気楽に飲めるのも良いですね。
当店では120包入りの袋をはじめ、小分け販売も対応しておりますので少量から試してみたい方はお申し付けください。また、板藍根入りの飴「板藍のど飴」もあります。持ち運びができて外出先でも便利です。
周りに風邪が流行している時などしっかり予防したい時には板藍茶プラス衛益顆粒を一緒に溶いて飲まれると良いでしょう。衛益顆粒は粘膜を整えてくれるので風邪を予防したいときの漢方としておすすめしています。この組み合わせは溶いても飲みやすいので漢方が苦手な方でも続けやすいかと思います。
風邪をひきやすい方、受験生の方、家族で風邪予防をされたい方は板藍茶を活用されてみてくださいね^^