妊活冊子
こんにちは、漢方なつめの福山です。
今週の日曜日は広島中医薬研究の定例会でした。妊活姉妹として有名な松本美佳先生にお越し頂いて妊活冊子の使い方や妊活の相談において大切にしていることなどを学びました。妊活冊子は内容も豊富で書き込めるようになっているので、実際に使っていこうと思います。
(ご要望の方はお声がけください^^)

当店でも妊活のご相談は多く、自然でなんとか頑張りたい方から体外受精のサポートまで幅広くご相談を受けます。先日はこれから妊活を頑張りたいのですが、何から始めたら良いのか分からなくて、、という方がみえました。生理の事をお伺いして、周期の乱れがあったので、まずは専門の病院に行って検査を受けてみましょう。それまで、まずは体づくりとして漢方で準備しましょうとお話をさせていただきました。年齢を重ねると妊娠も難しくなっていきますので、一番最初に検査をして、まずどこかに問題がないか?調べたほうが良いと思っています。
漢方では妊活では3つのことが大切です。
①養血・・良質な血を増やす
②活血・・ホルモンや栄養を全身(卵巣や子宮も含めて)届ける
③補腎・・卵巣や子宮の働きを助ける
それぞれ漢方薬がありますが、選ぶ内容は人ぞれぞれです。内膜が薄い・貧血・冷えがある場合は血虚を疑いますので養血の漢方をしっかり飲んでいただきます。血流が悪く、手先足先が冷える、生理痛があったり、卵管が少し細いかもしれませんなどど指摘を受けた場合は、活血の漢方も使います。また年齢が高く卵巣機能が落ちていたり、体外受精で採卵数が少ない、受精・凍結まで至らない場合は補腎の漢方をしっかり使います。お話をお伺いし、必要な場合は検査データを見せていただきながら、体質を踏まえ漢方薬を選んでいきます。
(免疫に問題があり、受精卵は凍結できるのだけど移植となるとなかなかうまくいかないという場合は、「肺」「脾」「腎」の漢方も合わせて選びます。)
先日、妊活で長くご相談にいらしていた方が3人目をご出産されました。妊娠中は早産の危険があり、慌てたこともありましたが、頑張って治療を続けてこられ無事のご出産となりました。「今までありがとうございました」とご連絡をいただき嬉しい思いでいっぱいです。
妊活は一人で抱え込まず、まずは体を整えるところから一歩ずつ始めてみてください。私たちも寄り添いながら、サポートさせていたきます。ぜひご相談ください。