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お彼岸とおはぎ

カテゴリ:雑談

若い頃はお彼岸なんて全く気にしてませんでした。祖母がお彼岸だからと作ってくれたおはぎを頬張るくらいの事でした。
父が亡くなったのをきっかけにお彼岸てどういう意味があるんだろうかと知りたくなりました。

お彼岸とはここで説明するまでもない事かもしれませんが、

3月と9月に春分の日、秋分の日を中日として前後3日間、合わせて7日間をいいます。
暑さ寒さも彼岸までという言葉がありますが、夏のうだるような暑さも、冬の凍えるような寒さも峠を越し、彼岸を境に徐々に和らいでいくそんな慣用句です。

春分と秋分はちょうど太陽が真東から昇り、真西に沈む時期。西方に極楽浄土があると考えていた人々は、真西に沈む太陽を見て、極楽へ旅立った故人に思いをはせていたのでしょう。
そこから、お彼岸には仏壇にその時期に咲いている花にちなんで、ぼたもち(春、牡丹)、おはぎ(秋、萩)や団子などを供え、先祖の供養のためにお墓参りするのが風習となったと言われています。

【*鳩居堂の日本のしきたり豆知識より抜粋】

小さい頃思い出せば、お彼岸は確かに気候が穏やかで過ごしやすい時期に祖母がおはぎを作ってくれていました。祖母はお彼岸を迎える度に故人を思い出しながらおはぎを丸めていたのでしょう。
故人を忘れないための作業だったのかもしれません。

うちの子供たちにもお彼岸だからおはぎだよと食べさせるようにしたいなと思います。大人になってお彼岸の意味をおはぎを通して知ってくれると嬉しいし、ご先祖に手を合わせて、自分とご先祖との繋がりに思いをはせるきっかけになってくれればと思います。なので今年はお彼岸におはぎを作ってみようかなぁと考えています。