足がつる時の対処療法と根本治療
カテゴリ:漢方薬
足がつる方が増えています。
こむら返り、とも言いますね。
足がつる時の漢方、と言ったら有名なのが
「芍薬甘草湯」です。
即効性にすぐれ、足がつった時の頓服でも飲め
ますし、足が攣りそうだな、という時の予防や、
睡眠時に足がつりやすいので、寝る前に必ず飲んで
寝る、という方もいらっしゃいます。
芍薬甘草湯は対処療法のお薬なので根本治療には
なりません。
足がつるのは、ふくらはぎの筋肉や神経の働きのス
イッチの切り替えがうまく働かなくなることで起こります。
原因として考えられるのが、ナトリウムやカルシウムなど
の電解質のバランスが崩れるとトラブルが起こります。
中医学的には、体の水分が不足している(陰虚)や血液が
不足している(血虚)が原因となって、ふくらはぎ部の血流
が悪くなり、足が攣るとと考えられています。
運動した後など、発汗後に足がつる場合は水を補う補陰薬が
向いていますし、妊娠後に足がつる場合は補血薬を服用
されると改善しやすくなります。
ワタナベオイスターも、慢性的なミネラル(電解質)を補う
のに向いていますし、筋肉を助けるアミノ酸など
でも良いですね。
まずは芍薬甘草湯。慢性化する場合はプラスアルファで服用
を考えてみて下さいね^^