子宮内膜のお話
カテゴリ:子宝相談
本日、妊活のお客様と子宮内膜の話をしていたので
ここにも書いてみようかと思います。
子宮内膜が厚くならない、というご相談があります。
子宮内膜はエストロゲン影響を受けて厚くなりますので、
卵巣年齢が高くなると薄くなってきてしまいます。
若いときは生理の出血量が多かったけれど、
年齢を重ねると少なくなってきました、というのは
自然のことです。
どのくらい内膜の厚さがあればいいのかというと排卵後
7~10日目の厚さでいいますと
8mm・・・望ましい
10mm・・・理想
15mm・・高い着床率となります。
妊娠に必要な最低限の厚さは6mmと言われています。
着床率で見てみると、8mmの妊娠率は53%に対して16mmで
77%というデータがあります。
内膜は厚さも重要ですが、内膜の質もとても大切です。暖かく栄養が
あり、血流がよい内膜だと薄くても妊娠しやすくなります。
生理痛がある方は子宮が冷えて血流が悪くなっている状態が多いので、
改善を目指して養生して下さい。
中医学で見ると、卵巣機能を高める為に補腎精を補うものを使用します。
アンチエイジングの漢方ですね。さらに補血薬や子宮を温める補陽薬を
用います。クロミッドなど排卵誘発剤を使う場合は、副作用して内膜が
薄くなりやすいので補血薬を用いると良いです。
そしてしっかり寝てしっかりタンパク質を摂ってくださいね^^