PMSの原因は「肝血」の不足
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こんにちは、漢方なつめの福山です。
今日はご相談の多いPMSについて書きますね。
月経が始まる1週間くらい前から起こるさまざまな
不快症状をPMS(月経前症候群)といいます。
イライラしたり、ニキビが出来たり、胸が張ったり。
「生理前になるとイライラしてすれ違った人の頭を
かばんで殴りたくなります」と訴える方もいらっしゃいました。
不思議に生理が始まるとすーっと嘘のように症状が消えます。
このPMSですが、ここ数年は増加傾向にあると感じています。
このつらい症状は、自律神経と深い関係のある「肝」の血不足
が原因です。
この肝は、気持ちを安定させる働きを持ち、ストレスの影響を
受けやすいです。この肝は血液を貯蔵する臓器です。
現代人は睡眠不足やストレスが多く、血が不足している女性が多い
ですね。たんぱく質も不足しがちです。
さらに、スマホやパソコンで目を酷使して血を消耗します。肝血が
不足し続けると、生殖系の「腎」にも秋影響が出てきます。
もともと肝血不足があり、さらに生理前はホルモンの変動が激しく、
自律神経が乱れやすくPMSが悪化するのです。
漢方ではまず肝血を補う婦宝当帰膠や、肝気の巡りを良くする
加味逍遙散、柴胡疎肝散などを用います。
そしてこの時期は睡眠不足を避け、無理をせずゆっくりと身体を
休めることが大切ですね。