風邪薬勉強会、開催しました。
カテゴリ:漢方セミナー
こんにちは、漢方なつめの福山です。
少し前に、風邪薬の勉強会を行いました^^
漢方治療の中で、実は風邪ってすごく難しいです。
なぜかというと、風邪はころころ症状が変わります。
ゾクゾク寒気を感じたと思ったら、熱に変わったり。
鼻水がだらだら出たと思ったら突然詰まりだして咳込んだり。
あれ!?おかしいと思ったら30分以内の服用が大切だったりします。
異変を感じてから、お薬を買いに行こう!では遅すぎるのです。
そのため、事前に漢方薬を準備して、症状別の漢方薬の使い方に
ついて知っておくとすぐ対応できます^^
お客様よりリクエストの多い内容が、この風邪薬なので、
毎年開催しております。
すべての風邪に葛根湯ではありません。寒気がして汗が出ない時
には葛根湯や麻黄湯。反対に熱が出て、喉が痛い、黄色い鼻水が
出るなどの炎症の症状がある時には、銀翹散(天津感冒片)など
を用います。葛根湯の使い方にもコツがあり、あくまで葛根湯は
発汗を促す効果を期待していますので、暖かい湯で服用する、その後は
暖かいものを食べて、厚着をして発汗を助けてあげると、初期のうちに
風邪を追い出すことが出来ます^^
他にもいろいろと使い方をご紹介させて頂きました^^
最後はこんな症状の時には何を使う!?という症例検討まで
行いました。毎回、症例検討を行いますが、皆様この講義で
数種類の漢方薬を使いこなせるようになって帰られます。
とても嬉しいことです^^
風邪薬を使いこなして、少しでも楽に寒い冬を乗り切って頂けたら
と思います。