卵巣の老化っていつから?
こんにちは、漢方なつめの福山です。
今日は卵巣の老化について書きます。
当店の妊活のご相談ですが、病院の治療と併用している方が多いです。
治療を併用している方と、自然で服用なしの方と8:2位の割合で
しょうか。
年齢が高くなると、妊娠率もぐっと低下するので、人工授精や体外受精を
選んだ方が可能性はもちろん高くなります。年齢が高いって何歳くらい
ですか?とご質問を受けます。
一般的には35歳位と言われていますが、卵巣の老化には個人差があります。
もともとの体質や、無理をする生活が続いたり、食生活の乱れ、睡眠不足が
続くと血虚・腎虚を招き、老化が進みます。症状としては、
・生理量が少なくなった
・おりものが少なくなった
・生理周期が乱れる月がある
・基礎体温(特に低温期)が高くなってきた
・基礎体温で高温期と低温期の体温差が少ない
・血液検査でFSHが高い、E2が低い
・血液検査でAMHが低い
などがあげられます。検査は病院に行かないと分かりませんが、他は基礎
体温をつけるなどで確認できますね。年齢が若くても上記のサインがあれば、
早い取り組みが必要となります。
卵巣の老化には、漢方薬は「補腎薬」を選びます。「腎」というのは、
発育・成長・老化・ホルモンに関係が深いので、ベースに婦宝当帰膠など
子宮を温める漢方薬に加え、体質にあった補腎薬をプラスして服用頂いて
おります。補腎薬というのは、あくまで私の経験ですが、服用頂いてすぐに
「効いた!」という実感を感じにくいのかなと思います。
コツコツ飲んでじんわりゆっくり効果が出ます。飲んでいると「正直よく
分かりません」と言われるのですが、やめてみると「あれが効いていた様な
気がします」と実感されるようです。
不思議ですね。漢方薬らしいです^^
卵巣内に眠っている原子卵胞が排卵するまで約6か月。
治療の6か月前には補腎薬をスタートしておいた方が良いと考えています。
補腎薬の選択においてはご相談下さいませ^^